先日リリースされた新しいMacのシリーズ、Macbook Neo。
この物価高の時代に「MacBookが10万円を切った」と聞いたとき、正直「本当か?どこを削った?」と疑心暗鬼になったんですよね。
スペックだけ見ると、確かに削られたものは多いですが、実際に使ったレビュアーたちの声は、思いのほか好意的なものも多く「え、これで十分じゃない?」なんて思ってみたり。
では、MacBook Neoは誰にとって買いで、誰にとって見送り案件なのか。
これから購入を検討している人の参考にしていただけたらと思います。
MacBook Neoとは?基本スペック早見表
引用元:Apple
まずは基本的なスペックからおさらいしておきましょう!
| 項目 | 256GBモデル | 512GBモデル |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 99,800円 | 114,800円 |
| 学割価格 | 84,800円 | 99,800円 |
| チップ | A18 Pro(6コアCPU・5コアGPU) | 同左 |
| メモリ | 8GB(固定・増設不可) | 同左 |
| Touch ID | なし(ロックキーのみ) | あり |
| キーボードバックライト | なし | なし |
| カラー | シルバー・ブラッシュ・シトラス・インディゴ | 同左 |
| 重量 | 1.23kg | 同左 |
一番大きなポイントは「256GBモデルはTouch IDなし」という点。
これ、256GBを買おうとしている人には地味に大事な話で、容量的に256GBで十分であってもTouch IDが欲しい人は512GBにしないといけないんですね。
Touch IDについては個人的におすすめの機能で、実際私はTouch ID付きのMacを使っています。
なしの場合だと、起動した後手打ちでパスワードを入力しないといけかったり、決済系の処理をしている時にいちいち全ての情報を手打ちしないといけなかったりで非常に面倒!
なので予算に余裕がある人はTouch IDがあるモデルをおすすめします。
買うべき人・買わない方がいい人
次にこのMacbook Neoを買うべき人、買うべきでない人を項目と理由とともにまとめました。
MacBook Neoを買うべき人
1. 「初めてのMac」を探している人
これが最も合っているターゲット。ブラウジング、動画視聴、レポート・文書作成、Zoomなどのオンライン会議、SNS——このあたりが主な用途であれば、必要十分な性能です。
「今までMacが高くて手が出なかった人に向けて一から設計し直した製品」との謳い文句どおりの製品と言えます。
2. iPhoneユーザーで、Apple連携を活かしたい人
AirDrop、ユニバーサルクリップボード、Handoff、Instant Hotspot、iPhoneミラーリング——こうした機能がフルで利用できます。
iPhoneでコピーした文章をそのままMacにペーストしたり、iPhone見ていたページを途中からそのままMacで見たりという体験は一度やると便利すぎて戻れません。
多くのMacユーザーが言っていることですが、とにかくiPhoneとの連携が神!
私も使用していてそのことはつくづく感じます。
3. サブ機を安く手に入れたい人
何かしらのメイン機をすでに持っていて、外に持ち出す2台目として、10万円を切るのは相当魅力的な価格帯です。
また、重量的にも重くなく、持ち運びに十分適している範囲だと思います。
4. 家族・親などへのプレゼントを探している人
特にパソコンに不慣れな家族がいて、その人がiPhoneユーザーなら尚良しです!
iPhoneとの連携でセットアップも楽ですし、macOSはシンプルで直感的に使用できるため、初心者に優しい設計なんですよね。
5. 学生(特に学割を使える人)
学割価格の84,800円(256GB)は、ライバルのWindows機との比較でも十分コストパフォーマンスに優れていると思います。
特に学生層だと所有欲を満たせられるか?も大事な要素。
PCを持つのは初めてだけど、Macというブランドに魅力を感じていて、使ってみたいと言う人にはピッタリだと思いますよ!
買わない方がいい人
1. 既存のMacユーザーで「乗り換え」として買う場合
M2以降のMacBook Airを使っている人が、これに乗り換えると確実にダウングレード感をひしひし感じると思います。
8GBメモリ、Thunderbolt非対応、True Tone非搭載、色域の狭いディスプレイ。
もちろん用途にもよるのですが、慣れた環境から移ると「物足りない」となりがちです。
2. 複数アプリを常時開いて作業する人
メモリが8GB固定のため、Chromeのタブ6個で「メモリプレッシャー黄色」の警告が出る、というレビューがありました。
Safariにすれば今現在は大丈夫なようですが、メインブラウザがChromeの場合は要注意。
また、動作が重くなるマルチタスクをガンガン使う人にはストレスになるため向かないでしょう。
3. 動画編集・RAW現像をメイン用途にする人
簡単な作業であればできるかもしれませんが、基本的に動画編集などの重たい作業をする人はまず向きません。
すでにそういった作業をしている人であれば、Macbook Neoが候補にあがることはないでしょうが、これからバリバリしていこうと考えている人は素直にMacbook Proなどの上位機種を検討しましょう。
4. キーボードバックライトが必須の人
薄暗いカフェや夜間の作業で、キーボードを見ながらタイピングする習慣がある人には少し不便かもしれませんね。
慣れたら気にならない類のものかもしれませんが、オプションで追加できないものになるので、そういった環境で利用することが多い人は避けるべきかと思います。
中古MacBook Airではダメなのか?

ネット上でよく見かける意見が「同じ10万円なら中古のM3 MacBook Airの方がいいのでは?」という声です。
確かにスペックだけを見ると、M3 AirのほうがCPU・メモリともに上。
ん〜どっちでもいいかなとは思いつつ、ただ以下のようなリスクはあるのでそれらを含めて検討してみるといいかもしれません。
中古品が抱えるリスクとして、
- バッテリーが劣化している
- OSサポート期間の短縮(M2 Airは2022年発売で、あと数年でサポート終了の可能性)
- AppleCare+に加入不可(故障は全額自己負担)
- 中古品であると言う事実
個人的には地味に最後の一点が個人的にめちゃくちゃ気になるやつです。
毎日触るものでもあるのと、機械系の中古品は基本的には避けたいのですよ。
Apple製品はリセールが効くので、正直中古品はかなり出回っています。
全く気にならない人だったり、そこのリスクを承知していて、なおかつできる限り上のコスパを求めている人であればそういった商品を探すのもありだと思います!
評判まとめ:実機を使った人たちのリアルな声
「良い意味で裏切られた」という声が多数
「サブ機のつもりが、しっかりMacBookだった」
「MacBook Proの後にNeoを触っても、チープだとは感じなかった」
「ベゼルが太いと聞いていたが、実機では全く気にならなかった」
普遍のアルミボディと見慣れたMagic Keyboardの存在が大きいのかもしれませんね。
価格帯のイメージで「絶対チープだろう」と思って触ると、いい意味で期待を裏切られる製品なんだと思います。
「メモリ8GB問題」は使い方次第
「8GBなんて少なすぎる」という声がある一方で、「Safariメインなら普通に使えた」「12時間使っても特に問題なかった」という声も多数。
結局のところ、Safariをメインブラウザにして、マルチタスクを避ければ体感上は問題ないという結論でしょうね。
上にも書きましたが、Chromeユーザーは要注意。
省かれた機能のまとめ
「こんなはずじゃなかった」と後悔するのを防ぐために、削られた部分もまとめていきます。
ハードウェア面
- キーボードバックライト:なし
- Touch ID:256GBモデルはなし(512GBはあり)
- Thunderboltポート:非対応(USB 3 + USB 2の2ポートのみ)
- MagSafe:なし(USB-Cで充電)
- トラックパッド:物理クリック式(感圧式ではない)
ディスプレイ面
- True Tone(環境光適応機能):非搭載
- Display P3広色域:非搭載
- ProMotion(高リフレッシュレート):非搭載
パフォーマンス面
- メモリ:8GB固定(他のMacBookは16GB以上)
- 外部ディスプレイ:1台まで(複数不可)
こうして並べると、結構削られているんだなと思うかもしれませんが、いわゆるエントリーモデルとしては非常に優秀だと思います!
256GBと512GB、どちらを選ぶべきか
Macbook Neoにすることを決めたが、容量をどちらにするか迷っている人へ。
個人的な判断基準をシンプルに整理しましたのでぜひ参考にしてください。
256GBを選んでいい条件
- Apple Watchを持っている(Watchでロック解除できるため、Touch IDがなくても不便が少ない)
- クラウドストレージ中心の運用ができる
- 動画・音楽のローカル保存をほぼしない
- とにかく初期費用を抑えたい
512GBを選ぶべき条件
- Touch IDでサクサク認証したい
- 写真や動画をある程度ローカル保存したい
- 後でストレージ足りないと後悔したくない
個人的に、512GBモデルを強くおすすめします。
それほどTouch IDって本当に使っていて便利な機能なんですよね!
1万5000円の差であれば余裕でカバーできちゃうほどの差なので、費用面で余裕がある人はTouch IDが付いているモデルを購入して後悔ないですよ!
まとめ:MacBook Neoは優秀なエントリーモデル
削られたものが多いのは事実ですが、削られすぎて全く使えないということはありません。
MacBook Neoは、Macを使いたいすべての人ではなくMacBook Airが高くて手が出なかった人に向けた製品として、非常に誠実に作られているように思います。
初めてのMacとして、家族へのプレゼントとして、信頼できるサブ機として。
そのどれかに当てはまるなら、MacBook Neoは後悔しない選択になると思います!
あとは見た目と色の好みも重要な要素だとは思うので、できれば電気屋等で実機を見て触れて、ビビっときたものを選ぶと、後悔しない買い物ができるでしょう。

